インターネット研究誌年報「子どものネットリスク教育研究」創刊に当たり

子どものネットリスク教育研究会 代表 大谷良光

インターネット研究誌年報「子どものネットリスク教育研究」の発行体制は、研究会発足の約1年後2016年3月に編集規定、投稿規定を研究会臨時総会で定めました。しかし残念なことにその後の投稿はなく、研究会としての役割も遅々としたものでした。そこで、2020年の3月に規約の大幅改正により再建をめざし、その骨格として専門研究委員会を発足させ、小規模であるが専門研究員を中心に研究活動を行うことにしました。それらの研究成果を、研究員が年6回以上の発刊を目指す「会報ミニ論文紙」と「研究誌」投稿し蓄積していくことで会の目的を達成する方向を確立しました。

「子ども」「ネットリスク」「教育」を対象にした研究団体は日本で初めてではないかと思います。本研究会のベースとなる会員は、ネット問題の啓発者であり、皆さんは職業上の研究者ではありません。私は、それらの方を「実践的研究者」と呼んでいます。自らの存在する啓発活動や教師としての教育活動をベースとし、学術的研究方法を駆使して課題を深め、明らかになったことを文言や教材(スライドやテキスト等)として表す。最終的に論文として整理されれば、それは立派な研究業績となり社会貢献になります。

また、自ら学びたい、さらに研究したいと入会された方をサポートしながら、研究会に籍を置き自らもそこで学ぼうとする社会学、教育学、心理学、医学を専門とする研究者(現職&OB)も参加され本会は構成されています。

本会が研究組織の資質を保つために、会員外の査読者を含めた査読体制もとりました。まだ会員数からして、年報として発行できる論文数は集まりませんので、当面は複数年にまたがった冊子として国会図書館に納品する予定です。

***1から6のジャンル中表紙とその後に各ジャンルの論文を掲載**

ジャンル1 理論論文・論説

ジャンル2 教育・啓発活動実践論文(報告)

ジャンル3 調査報告書

ジャンル4 研究ノート

ジャンル5 教材開発報告

ジャンル6 研究情報(時評・研究動向・書評等)

ジャンル2 教育・啓発活動実践論文(報告)

ジャンル3 調査報告書

ジャンル4 研究ノート

細則4
インターネット年報研究誌【子どものネットリスク教育研究】 投稿規定
2020.3.23 子どものネットリスク教育研究会役員会 決定

①投稿資格は会員、および会員の紹介を受け、編集委員会の許可を得たもの、もしくは会員が筆頭著者となって執筆されたものに限る。

②投稿論文等は、未発表のものに限る。

③原稿は400字詰め原稿用紙換算として、概ね「ジャンル(1)(2)(4)(5)」は50枚以内、「ジャンル(6)」は20枚以内(それぞれ図・表・注を含む)、ジャンル(3)は無制限とする。なお、これ以外の枚数に該当する原稿であっても、編集委員会が適切と認めたものは投稿を受理する。

④原稿はワープロでの完全原稿として提出する。提出に当たってジャンル(1)(2)と(4)は200~800字程度の要旨を添えること。ワープロはword形式か「一太郎」形式とする。原稿の様式は、ジャンルによって異なるので、別紙2「ジャンル別様式」を参照のこと。(*随時定める)

⑤注の扱いは全文に通し番号とし、(1)(2)のように番号を用い文末に一括掲載すること。

⑥写真の掲載は可とするが、個人が特定される映像での肖像権、またはプライバシーへの適切な処理を行うこと。また著作権のあるものの利用に当たっては著作権者の許諾を得た上で利用すること。

⑦投稿に当たっては、別紙1の「投稿申請書」の項目にしたがって記入し、メール添付で編集委員会アドレスへ送付すること。

⑧査読を要する、論文、報告書には、氏名、所属等は記載しないこと。

別紙2 研究誌フォーマット

別紙2 2020.8研究誌フォーマット.docx

別紙3 研究誌書式について

別紙3 研究誌書式について2020.8.docx.pdf