あいさつ

研究会の経過と現状・参加の呼びかけ

研究会代表の大谷良光です。Webをご覧くださりありがとうございます。

ようやく10年ぶりに見やすいHPに改変しました。

本研究会は、2015年5月に発足した民間の任意研究団体です。この名を冠した研究会は全国で本会のみと思います。

本研究会は、私が弘前大学在職中から開始したネット被害から子どもを守るための緊急対応教育としての「ネットリスク教育」を対象とし、「弘前大学でのプロジェクト」とその学生組織「弘大ネットパトロール隊」(2009年発足)が出発点となります

ネットリスクの啓発活動は当初青森県中心でしたが、現在は東北地区、関東圏、全国で実施しています。鹿児島県に支部が誕生(2022年)し、現在、青森、福島(2024年予定)、埼玉(2023年)、鹿児島で、県内の学校、地域から依頼された出前授業、講演を承っています。支部のない都道府県は、連携するネット健康問題啓発者養成全国連絡協議会(略称:THInet)の認定インストラクターの方に依頼し、または、オンラインで実施しています。

カリキュラム開発研究は、2015年度より「ネットの長時間使用による健康被害・デジタル認知障害・ネット依存」を重点として進めています。この開発研究は、研究会内に専門委員会を設置し、部門ごとに進めていましたが、現在次の理由で、乳幼児支援者部門を除き活動を中止しています。

その理由は、私と群馬大学情報学部の伊藤賢一教授が連携し、2020年に科学研究費を獲得し、さらに2024年度からも継続して獲得できたため、この研究活動と中心的メンバーが重なるため、科研費研究活動を優先し、専門委員会活動は中止にしています。

 啓発活動での焦眉の課題は、ネットリスクについて科学的に語れるネットアドバイザーを養成し、学校で子どもに、保護者に、教員研修で語れる教師を支援する、そのためのシステムの確立です。それが支部で、その活動を活発化させ、実践の交流をし、多くの学校で取り組めることを願っています。

ネット問題は、スマホの普及により子どもも大人も「新ネット生活習慣病(大谷2016)」「電子スクリーン症候群(ダンクリー、2021)」の状況を呈しています。これらの問題に関心のある方、是非入会されともに研究、啓発活動を進めませんか。(2024.9)

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